抜 毛 の メ カ ニ ズ ム    

 

毛周期(ヘアサイクル)


活動期(男性3〜5年・女性4〜6年)→退化期(1〜1.5カ月)
→休止期(4〜5カ月)→自然脱毛(1日に50〜80本)

毛髪は生まれた時からずっと伸びつづけるわけではなく一定の周期で成長〜脱毛を繰り返しています、
これを毛周期と言って男女それぞれ異なった周期を持っています。
上の図の活動期の年数から女性のほうが活動期が長いので男性より髪は長く伸びます。

 脱 毛 の 原 因

脱毛には大きく分けて生理的な自然脱毛と病的に起こる異常脱毛が有ります。自然脱毛は1日に50〜80本ぐらいで、これくらいの本数だと多少落ちている髪があるぐらいで、さほど気にはなりませんが100本を超えるぐらいになると、枕元や肩などの抜毛がかなり気になります。要注意です。
* ストレスの蓄積、神経の使い過ぎ

* 頭皮の手入れ不足

* 頭皮の血行不足

* ホルモンバランスの乱れ

* 動物性食品のとりすぎ

* 栄養不足、食事のバランスのかたより

 

  脱毛症 の 種類

円形脱毛症
男女を問わず、子供にも発生する脱毛症です、自覚症状はなく突然コイン状に発生いたします、円形とは限りません。単発性と多発性があり多発性が融合すると全頭脱毛症になる事も有ります。ストレスが原因とされています。子供の場合はアトピー性疾患が原因となるケースも有ります。
毛母細胞の一時的な機能停止の状態で時間がたてば生えて来ますが元通りになるまでの期間は個人差が有ります。
男性型脱毛症
成人男性の頭部に良く見られるタイプの脱毛症です。主に前頭部や頭頂部に見られる毛髪の退行現象で生理脱毛症と言えます。一般的に神経質の人に多い様です。
女性型脱毛症
成人女性の頭髪が年令に伴って前頭部や頭頂部がしだいに薄く粗くなる薄毛のことです、ただ女性ホルモンは皮脂分泌を抑制する力が有る為男性程極端にハゲる事は有りません。
自律神経失調によるホルモン分泌異常、分娩後の甲状腺機能低下、更年期後の女性ホルモン異常に伴う毛根の機能低下などでも症状が起きます。低血圧、冷え性、貧血症、生理不順等の原因でも脱毛が起きます。
粃糠性脱毛症
「フケハゲ」と言われる症状で乾性のフケが多く出始めると毛根と頭皮内部との密着度がゆるみ髪は抜け落ちます。
脂漏性脱毛症
ひ糠性脱毛症と症状は良く似ていて脂っぽいフケが原因で抜けます。
俗に「若ハゲ」とも言われるタイプです。
老人性脱毛症
毛母細胞も年とともに衰えて行きます、一般に50代を越える頃から髪の成長が遅くなります。髪の異常に気付いたら早めのお手入れでその老化をくい止める事も出来ます。
その他の脱毛症
梅毒性脱毛症
放射線障害による脱毛症
圧迫性脱毛症
中毒性脱毛症
瘢痕性脱毛症
症候性脱毛症
トリコチロマニー

 異常脱毛の 毛 根

自然脱毛の毛根
毛根がこん棒状になっています
乾燥性脱毛症
毛根部にしっぽのような物がある場合
神経性脱毛症
毛がやせ細りしっぽがある
肉眼でも確認できます、自然に抜けた髪の毛根をよく見て下さい、しっぽの用な物が有れば要注意です。

左から順に

生理的自然脱毛

粃糠性脱毛症

脂漏性脱毛症

円形脱毛症(軽症)

悪性円形脱毛症

び漫性円形脱毛症 2点

くせ毛の事はメールにてご相談下さい。